2025/06/16
妊娠がわかると、B型肝炎・C型肝炎・HIV・風疹など、さまざまな感染症の検査が行われます。
これは、これらの感染症が 胎盤や産道を通じて赤ちゃんに感染し、深刻な影響を及ぼす可能性がある(母子感染のリスクがある)ためです。
感染の時期や程度によっては、赤ちゃんの健康や発育に大きな影響を与えることがあります。
感染症予防のために知っておきたいこと
現在は多くの感染症に対して 小児期の予防接種 が整備され、感染や重症化を防ぐ仕組みがあります。
しかし、過去の制度では予防接種が義務化されていなかったものもあり、
今まさに妊娠・出産を迎える世代の方の中には、十分な抗体を持っていないケースも見られます。
とくに 風疹 は注意が必要です。
昭和54年以前に生まれた男性は、予防接種を受ける機会がなかったため、
先進国でありながら日本では風疹が流行しており、
他国に比べ 先天性風疹症候群の発症報告も多い状況 にあります。
感染症から自分と赤ちゃんを守るために
多くのウイルスは、
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飛沫感染(咳やくしゃみによる)
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接触感染(ウイルスが付着した手で目・鼻・口に触れることで)
広がります。
感染を防ぐには、
✅ 触らない・近づかない
✅ 手洗い・うがいを徹底する
ことが基本です。
とはいえ、例えばお子さんが感染したとき、「触らない・近づかない」というのは現実的ではないですよね…。
また、麻疹(はしか)のように感染力が非常に強いウイルスもあり、完全に防ぎきるのは難しいのが現実です。
だからこそ、予防接種を受けることが重要です。
ワクチン接種によって、重症化を防ぎ、感染力を低下させることができます。
自分自身のために、そして 妊娠中のご自身や周りのお母さん・赤ちゃんのために
旦那さんやお子さんも含め、予防接種をきちんと受け、重症化や感染リスクを減らしておくことがとても大切です。
妊娠中の体のケアも忘れずに
妊娠中は、感染症だけでなく 肩こりや腰痛 といったトラブルも起こりやすくなります。
これらは適切なケアで防ぐことができる症状です。
当院では マタニティの方への安全な施術 を行っています。
また、トコちゃんベルト着用指導士 の資格を持つスタッフがおりますので、
骨盤ケアやベルトの正しい使い方、アフターケアまでしっかりサポートいたします。
お気軽にご相談くださいね。