手足のしびれ

しびれの原因は「筋肉の硬さ」の場合があります。

手のしびれに関しては、肩甲骨周りや腕の筋肉に硬く縮まったコリ（トリガーポイント）ができ、
腕や手に痛みやしびれを引き起こすことがあります。
また、手や腕を支配する神経が首の後ろから鎖骨のすぐ近くを通り手の指先まで繋がっているため、
首コリや肩こりの悪化で硬くなった筋肉が神経を圧迫し、しびれを引き起こしている場合もあります。

太ももの裏から足先にかけてのしびれに関しては、臀部（お尻）の筋肉である梨状筋が硬く縮こまってできたコリによって、
坐骨神経が圧迫を受けた場合に起こることがあります。
坐骨神経とは、腰から出て、お尻、太もも裏、ふくらはぎを通って足先まで支配する神経です。
この走行に沿って痛みやしびれなどの症状がでていることを坐骨神経痛と呼びます。
足を組むクセや長時間の椅子の使用などの生活習慣も坐骨神経を強く圧迫することになり、
症状を強くする原因になります。

また筋肉が硬い状態が続くと、「血流の悪さ」に繋り血流が悪くなると、老廃物質が筋肉内に滞り痛みを出します。

このような状態が続き慢性化すると、筋肉そのものの性質まで変わってきてしまいます（筋肉の線維化）。
その結果、筋肉のアンバランスを補正しようとゆがみが形成されます。

「身体のゆがみ」が生じてしまうと、筋肉に負担がかかりより筋肉の硬さが生まれてしまいます。
そして、より血流が悪くなりしびれがより悪化してしまう可能性があります。